身体の内側から健康にすることによって基礎代謝が向上ブログ:02月21日
物を通して
父母と子どもの気持ちのつながりが捻れてしまった…
そんな二つの切ない光景が、
あたくしはいつも思い出されます。
一つは…
単にあたくしがわがままだったせいか、
親子のコミュニケーションが
上手くいってなかったからなのかわかりませんが…
ある日、母が
かわいらしすぎて
当時のあたくしには似合わなかったと思われる柄の
ポーチを買ってきてくれたときのこと。
あたくしの文句がエスカレートしてケンカになり、
あたくしは激しく泣き叫び、母も泣かせてしまいました。
挙句の果て、
そのポーチは外に投げ捨てられ、
あめに濡れて転がっていました。
このケンカは、
お互いにわかってもらえない
気持ちのぶつかり合いだったようです。
ポーチに母のあたくしへの気持ちがこもっていることは
ケンカの最中も十分感じていたので、
あめに濡れるポーチは
ひときわ悲しくあたくしの目に映りました。
その後、落ち着いてから拾ってきて
長い間使うことになったのですが…
もう一つは…
弟がパパに買ってもらった
ミキサー車のおもちゃにまつわる光景です。
とってもおもしろいおもちゃで
弟は大喜び!!
庭の砂を入れては出す…という遊びに
日々熱中していました。
でも、その遊び方が
パパは気に入らなかったみたいです。
戦争中志願して入隊したような人ですから、
木刀を振り回しているような
男の子を望んだのかもしれません。
パパは突然怒り出し、
そのおもちゃを蹴り飛ばして壊してしまったのです。
砂の上に無残に転がる壊れたおもちゃ。
そばにはもう弟の姿もなく…
後日悪かったと思ったパパが
より高性能なものを買い直して来たのですが、
どんなになだめても、
弟がそれで遊ぶことはもうありませんでした。